タプローム ガジュマルの巨木が遺跡に絡まる神秘の世界

カンボジア旅行記3日目

世界遺産アンコール遺跡と首都プノンペンを巡るカンボジア9日間の旅

3日目は、ホテル(HARI Residence & Spa)で手配した「Small Circle Tour」で、アンコール遺跡群を1日かけて観光しました。

関連:定番ルートでアンコール遺跡群観光 目次

タプローム(Ta Prohm)に到着

バンテアイクデイ(Banteay Kdei)を離れ、12時30分にタプローム(Ta Prohm)に到着しました。

タプロームは、1186年にジャヤヴァルマン7世が母親の菩薩を弔うために建てた仏教寺院で、のちにヒンドゥー教寺院に改造されたそうです。

東西1000m、南北600mの広大な敷地には、当時1万人以上の人々が暮らしており、映画「トゥームレイダー」の撮影場所としても有名です。

ここは、長い間ジャングルの中に放置されていたため、樹齢300~400年のガジュマル(カンボジア語でスポアン)の巨木が遺跡に絡み付き、神秘的な世界が広がっています。

西塔門から入場

それでは、西塔門から入場し、タプロームを見学します。

西門から内部に入り、第一回廊沿いに歩きます。正規の入り口は東側のようですが、通常見学は西門から入場するようです。

この遺跡はラテライトと呼ばれる紅色の土が多く用いられていて、全体的に赤みを帯びた遺跡でした。

第一回廊の一部は、長い年月で倒壊しているところも多くありました。


ここからさらに第二回廊を越えて中に入ると、中央祠堂が見えてきました。

巨大なガジュマル

中央祠堂周辺には、いたるところに巨大なガジュマルが遺跡を侵食する様子が見られました。

ガジュマルの根が複数垂れ下がり、回廊を踏みつけているように見える、最も有名な巨大木

ガジュマルの根が大蛇のように石の間をうねる木

ガジュマルの根の上に別の植物の根が張り巡らされ、毛細血管のように見える木

ラテライトの塔に根の一部が突き刺さっている木

中央祠堂の周りには、美しいデバダー像が見られました。

祠堂内にはかつて無数の宝石が埋められていたそうです。


タプロームは、自然の驚異を実感できるようあえて樹木をそのまま残した貴重な遺跡でした(滞在時間1時間)。

次は、タケウを見学します。

つづく。


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