≪北京≫ 皇帝が五穀豊穣を祈願した世界遺産の天壇公園を観光

北京最終日の3日目は、ホテルで朝食を取った後、午前8時にホテルを出発し、世界遺産の天壇公園に向かいました。

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天壇公園は、明や清の皇帝が五穀豊穣を願って祈願した聖なる場所です。
現存する中国最大の祭祀建造物で、1998年に世界遺産に登録されています。



天壇公園へは建国門駅から地下鉄1号に乗車し、東単駅で5号線に乗り換え、天壇東門駅で下車し、15分程度で到着しました。



天壇公園の東門から入場し(入場共通券28RMB)、七十二長廊と呼ばれる長い廊下を進んでいき、まずは祈年殿に向かいました。





朝早い時間でしたが、七十二長廊には地元の方が大勢集まって、おしゃべりや麻雀のような遊びを楽しんでいました。





祈年殿は3層の大理石の基壇と3層の瑠璃瓦の屋根を持つ天壇を代表する建物で、釘を使わずに28本の柱で建物を支えているそうです。



内装も中国的で艶やかに彩られていました。



祈年殿から南方向へ長い石畳みの回廊を歩いて行くと皇穹宇に着きました。



皇穹宇は藍瑠璃瓦の屋根が特長の円形の建物で、ここは祭祀の際に皇帝の位牌を安置した場所だそうです。



ここも内部は赤と金を基調とした色彩で鮮やかでした。



皇穹宇からさらに南に進んで、圜丘壇までやってきました。



圜丘壇は皇帝が冬至の日に五穀豊穣を祈願した場所で、白石3段からなる円形の祭壇でした。

壇の中央には天心石と呼ばれる円形の大理石があって、この石の上に立ってささやくと、その声が周囲にこだまして反射すると言われているそうで、実際に試している方が結構いました。



天壇の建物は南から圜丘壇、皇穹宇、祈年殿が南北一直線に並んで建っており、南から北へ勾配も高くなっていき、天に近づくイメージの構造になっているそうです。



園内を1時間程度見学し、天壇公園を出ました。