20時30分頃、飛行機は紀伊半島上空にありました。
フライトインフォメーションを見ていて、飛行機が何度も旋回を繰り返し、全然セントレアに近づいて行かないことに気が付きました。
こういった状況が1時間以上続き、他の乗客も気付きはじめ機内が少しざわつきました。
22時頃、機長から、「セントレア上空にカミナリ雲が発生しているため、セントレアへの着陸許可が下りない」と説明がありました。
続けて、「このままでは燃料が足りなくなるので、一旦関西空港に着陸し、関空で燃料を給油した後、再度セントレアに向かう」とアナウンスされました。
ということで、CX532は急遽関空へ向かうことになりました。
この時点で、22時過ぎ。
「このままセントレアに戻れず、最悪関空で飛行機を降ろされたらどうしよう」とか、「セントレアに戻れても電車は終わっているだろうから、どうやって家に帰ろうか」といった不安が頭をよぎりました。
30分後、飛行機は関空に着陸しました。
関空では乗客は機内に待機した状態で外に出ることは出来ませんでした。
給油を待つ間、ドリンクのサービスがありました。
乗客の中には、この待機中にホテルに電話して予約をとる人もいました。
その後、飛行機は関空を離陸し、再びセントレアに向かいました。
結局、定刻より3時間以上遅れて24時前に何とかセントレアに到着しました。
当然ながら終電には間に合わず、ここで始発まで待つしかないのかと思いながら到着ロビーに出ました。
つづく。
最初から読む→ビジネスクラスで往くセントレア発香港経由アモイの旅