≪インドネシア ボロブドゥール≫ 世界遺産ボロブドゥール寺院に上る 圧倒的なスケールに感動 

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12月30日14時過ぎ、ついにボロブドゥール寺院に上りました。



ボロブドゥール寺院(Candi Borobudur)は、8~9世紀にかけてシャイレンドラ王朝が建造したされる世界最大級の仏教遺跡です。

1814年に発見されるまで約1000年に渡りジャングルの中に埋もれていたそうです。

その後遺跡は修復され、周辺も公園として整備され、1991年に世界遺産に登録されました。

ボロブドゥール寺院の最下部は1辺123mあり、その上に5層の方壇(回廊)とさらに3層の円壇がピラミッド状に重ねられ、頂上には大ストゥーパが置かれた巨大な構造となっています。

見学はまず基壇から方壇回廊に上がりました。







回廊の壁には全面にブッタの人生などが描かれたレリーフがびっしりと施されていて圧巻でした。







仏の守護獣としてライオン像が置かれていましたが、ライオンというよりは猿のような愛嬌のある顔つきでした。







回廊からさらにその上の円壇に上がりました。
3層の円壇には、72基の鐘型の小ストゥーパが規則的に並んでいました。









これらの小ストゥーパの中には仏像が一体ずつ安置されており、小ストゥーパの格子窓は、下の2層が菱形、上層は正方形と異なっていて細部までこだわって造っているのに驚きました。





見学用として、中の仏像を見られるように露出させている小ストゥーパもありました。



最上部には、寺院の中心として基底直径16mの巨大な大ストゥーパが設置されていました。



これは仏教世界の中心である須弥山を象徴しており、こちらの中には、元はブッダの遺骨や遺髪を納めていたそうですが、現在は何も入っていないとのことでした。

この日は1時間程度ボロブドゥール寺院を見学しましたが、想像以上のスケール感と細部までこだわった繊細な造りに感動し、ここまでやって来た甲斐があったと思いました。

また世界遺産だけあって、観光客の多さにも驚かされました。

見学中は日差しを遮るところがなく、とにかく暑かったです。
見学の際には、熱中症への対策をお忘れなく。

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