ホアンキエム湖(Ho Hoan Kiem)周辺はハノイ市民の憩いの場にもなっているハノイのシンボル的存在です。
ベトナム最初の長期王朝となる李朝の初代皇帝のリータイトの像やホアンキエム湖の真ん中には亀の塔と呼ばれる塔が建っていました。
ホアンキエム湖には大亀の伝説が残っています。
ベトナムが中国の明に支配されていた1428年に、後の黎朝の初代皇帝となるレロイ(Le Loi)が湖に棲む大亀から授かった宝剣で中国の明軍を撃退したそうです。
そのあと、レロイはその宝剣を大亀に奉還し、大亀が湖の底に持ち帰ったそうです。
宝剣を持ち帰った場所に亀の塔が建てられたとのことで、ホアンキエム湖とは「還剣湖」という意味だそうです。
ちょうど先日(2016年1月19日)、ホアンキエム湖の体長2mの大亀(シャンハイハナスッポン)が亡くなり、多くのハノイ市民が悲しんでいるというニュースがありました。
ベトナムでは古くから亀は神聖な生き物として大切にされているようです。
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